2012/05/30

T626 コップを隠す布を作る その3 Height Cloth Plug-inを使う

TATARA6.0とオプションのHeight ClothプラグインそしてフリーウエアのUTSUSHIを使って,以下のようなコップを隠す布を作っています。

UTSUSHIで作成した高さ白黒イメージを,TATARAのHeight Clothプラグインで使ってコップを隠す布を作りましょう。

TATARAを起動します。

ToolsメニューのHeight Clothを選択します。

Height Clothプラグインはオプションです。ライセンスコードをご購入いただき,プラグインファイルをTATARAと同じフォルダに配置して下さい。

すると以下の図のようなHeight Cloth Plug-in ダイアログが表示されます。

以下の図のように,Height Clothプラグインダイアログのパラメータを設定します。
そして,Browseボタンをクリックし,UTUSHIで作成したPNGイメージを選択し,OKボタンをクリックします。

Method:物理シミュレーションの計算方法を指定します。下のアイテムの方がより精密な計算方法です。
Visoosity: 空気の粘性抵抗です。大きくするとゆっくりコントロールポイントは動きます。
Spring: 布物理モデルののびを指定します。
Damping: 布物理モデルのちぢみを指定します。
のびをちぢみよりちいさくすると,よりなめらかな形になります。
Loop Count: 物理シミュレーションの計算回数,すなわち経過時間を指定します。
Sticky: これをチェックするとコントロールポイントが高さイメージの高さに接したときに自動的にロックされます。
Size: オブジェクトのサイズを指定します。
Width: オブジェクトの横の大きさを指定します。1.0でスカルプテッドプリムの最大幅になります。布がかぶせられると斜めになるので,1.0より大きな値も指定できます。
Height: オブジェクトの縦の大きさを指定します。
OffsetX: かぶせられる布の中心の位置を指定します。
OffsetY: かぶせられる布の中心の位置を指定します。

Height Clothプラグインは,PLANEのオブジェクトの配置を初期化します。ですからコントロールポイントをロックする必要はありません。そして編集をやり直すときもUNDOをする必要もありません。

プレビューペインは以下の図のように表示されます。

コップを隠す布の形が完成しました。

次回は,最大化して保存し,インワールドにアップロードします。

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