STRM3はNASAが提供している3秒メッシュ(90mメッシュ)の地形データです。まずは http://www2.jpl.nasa.gov/srtm/ より詳細を確認してください。
これで作った3D地図はこんな感じになります。東京・横浜です。
説明を読まれたら,書かれている
http://dds.cr.usgs.gov/srtm/
利用するのは
/srtm/version2_1/Documentation/Quickstart.pdf
このPDFファイルから地形データのファイルの構造は2Byte(16bit)の整数でbig-endian であること,Missing flagが-32768であること,ファイルの大きさは1201x1201であることがわかります。
利用するのはSTRM3ですから以下のディレクトリに移動します。
/srtm/version2_1/SRTM3
地域ごとにディレクトリが分けられています。日本ならEurasiaに入っています。
NXXEXXX.hgt.zipというファイルが並んでいますので欲しい緯度経度のファイルを探します。Nは北緯,Sは南緯,Wは西経,Eは東経を示しています。東京はだいたい北緯35.6°東経139.7°くらいですので,N35E139.hgt.zipをダウンロードすればいいです。緯度経度を検索するツールもいろいろあるようですので探して調べてください。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると N35E139.hgt というファイルが出てきます。このファイルが地形データです。
なお,この地図データはところどころデータが欠落していますので,気になるときはグラフィックエディタで修正した方がよいでしょう。データをまたがって地図を作りたいときにもグラフィックツールを使ってつなぐことになります。また,このデータを使って販売する商品を作ってよいかについてはNASAの著作権について調べて判断してください。
参考:JPL Image Use Policy
http://www.jpl.nasa.gov/images/policy/index.cfm
次回はこれらの地形データをNOMIが使えるBMPファイルに変換するツールを紹介し,その使い方を説明します。