2014/03/09

S402 オブジェクトの影を作る

SOMATO 4.0で花のスカルプテッドプリムのテクスチャに以下のような影を追加しましょう。

この記事は,SOMATO 4.0 Readme の一部に手を加えたものです。

この影を作るために,以下のようなスカルプトマップファイルとテクスチャファイルを用意しました。

テクスチャを作る方法は,S401 画像を投影してテクスチャをつくる をご覧ください。

以下のステップでテクスチャに影を追加しましょう。
1) スカルプテッドプリムをオブジェクトとして読み込みます。
2) 作成するテクスチャのサイズを指定します。
3) オブジェクトのテクスチャを適用します。
4) 影を作るモードに切り替えます。
5) 光源の向きを指定します。
6) 視線の向きを指定します。
7) 影をテクスチャに焼き込みます。
8) テクスチャを保存します。

以下のYouTubeビデオでチュートリアルを確認いただけます。
なお作業の説明は入っておりません。

TUTORIAL S402 Add a shadow to a sculpted prim

花のテクスチャに影を追加しましょう。

1) FileメニューのOpen Objectを選択してスカルプテッドプリムをオブジェクトとして読み込みます。

読み込まれたオブジェクトはプレビューペインで確認できます。

2) TextureメニューのSizeを選択し,作成するテクスチャーのサイズを指定します。

* TextureメニューのResolutionでセルフシャドウやアンビエントオクルージョンで利用するオブジェクトの解像度が指定できます。

3) TextureメニューのOpenを選択し,影を追加するオブジェクトのテクスチャを適用します。
TextureメニューのOpenを選択します。


テクスチャーダイアログでテクスチャを適用するオブジェクトのグループと画像が焼き込まれた時の向きを指定します。
Shadow レイヤー以外を選択してください。

そして,以下の用意されたテクスチャを指定します。するとプレビューペインでそれを確認できます。

4) Shadowボタンをクリックして,影を焼き込むモードに変更します。

5) プレビューペインでマウスをドラッグして光を当てる向きを決め,Lightボタンをクリックします。

* Lens Lightチェックボックスをチェックすると,光源が自動的に追従します。

6) プレビューペインでマウスをドラッグして視点の向きを決めます。

7) Shade Valueをセットし,"Bake Shadow"ボタンをクリックします。
Self Shadowを100 にすると自分の影が投影されます。数値でその程度を指定できます。
AO Rateを100にするとアンビエントオクルージョンが焼き込まれます。数値でその程度を指定できます。
環境光(Ambient)や反映光(Diffuse),反射光(Specular)とその範囲(Sp. Exp),シェーディングモデルとライティングモデルを設定します。

Shadow:0% AO:0%

Shadow:100% AO:0%

Shadow:0% AO:100%

* テクスチャと影は別のレイアで管理されているので,この値を調整しながらステップを何度も繰り返すことができます。

8) TextureメニューのSaveを選択して,影を反映したテクスチャを保存します。

テクスチャの大きさは Sizeで指定したサイズになります。

保存されるテクスチャは以下のようになります。

Shadow:0% AO:0%

Shadow:100% AO:0%

Shadow:0% AO:100%

インワールドにアップロードしましょう。

テクスチャファイルをアップロードするときには,必ずUpload Imageを使います。
テクスチャファイルのアップロードには10L$かかります。

テクスチャファイルをアップロードしましょう。
BuildメニューのUpload ImageのUpload Image(L$10)を選択します。

プレビューでアップロードするテクスチャファイルを確認できます。

スカルプテッドプリムにアップロードしたテクスチャを適用します。
そしてFull Brightにチェックを入れます。

SOMATOで作成したテクスチャーを適用した花のスカルプテッドプリムが完成しました。

左が影のないテクスチャで,右が影を追加したテクスチャです。

毎週日曜日の夜22:30よりFreedom Cityでスカルプテッドプリムやメッシュの話題をライブ放送しています。 チュートリアルのリクエストもお待ちしていますので,ぜひお越し下さい。

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